人間としての価値

中学受験を受けた家族の中には、受験をきっかけに大きく家庭環境が変わったケースが多く報告されています。念願だった中学校に通うことが出来、親も子どもも満足しているケースもあれば、志望していた学校に全て落ち、子どもは燃え尽き症候群、母親はうつ病になってしまったという、非常に深刻なトラブルに発展するケースも報告されています。

中学受験の失敗を通して家庭環境が大きく崩れたケースは、受験に対する考え方が少々過剰だったことが一つの要因と考えられます。受験や学歴に対する考えは人それぞれで異なりますが、学歴で人間の価値が決まると考える方は、受験の失敗を機に心に問題を抱えることが多く、それ以前からノイローゼなどの心の病を抱えていたケースも報告されています。

中学受験は確かに大事なことではありますが、それで人生全てが決まるというわけではありません。少なくとも高校受験や大学受験で挽回できる機会はありますし、予定していた進学先でも、良いことがまったく無いとは限りません。すぐに気持ちを切り替えるのは難しいかもしれませんが、自分の身の回りに過剰に学歴などを気にしたり、精神的に不安定な兆候が見える方がいたら、カウンセリングなどに気軽に足を運んでみてください。